【導入】玉ねぎの保存で失敗していませんか？

まとめ買いした玉ねぎ、気づいたら芽が出たり、冷蔵庫で水っぽくなって傷んだり…。保存性が高い野菜とはいえ、常温と冷蔵の使い分けやカット後の扱いを誤るとロスの原因に。本記事では、実践的で失敗しない保存法を網羅します。

玉ねぎの特徴と保存の基本知識

1. 常温向き：乾燥に強く、冷暗所なら長期保存が可能。
2. 湿気・高温に弱い：梅雨や夏場は劣化・発芽・カビが進む。
3. 新玉ねぎは別扱い：水分が多く常温に不向き。基本は冷蔵。
4. 栄養の揮発：硫化アリルは切断後失われやすい→早めに消費。

常温保存の方法（条件・手順・期間）

常温保存が向く条件

1. 気温10〜20℃前後の冷暗所
2. 風通しがよく、湿気が少ない
3. リンゴなどエチレンを放出する果物と離して保存

常温保存の手順

1. 泥付きは洗わず、土を軽く落とす。
2. ネットやかごに入れる／1個ずつ新聞紙で包む。
3. 重ねず、吊るす保存で通気性を確保。

冷蔵保存の方法（丸ごと／カット後／スライス）

冷蔵が必要なケース

1. 梅雨・夏など湿度/室温が高い時期（25℃超）
2. 新玉ねぎ
3. カット後・スライス済みの玉ねぎ

丸ごとの冷蔵

1. 1個ずつ新聞紙orキッチンペーパーで包む。
2. ポリ袋に入れて軽く口を閉じ、野菜室へ。
3. 保存期間目安：2〜3週間。

カット後の冷蔵

1. 断面をラップでぴったり密着。
2. 密閉容器に入れ、底にペーパーを敷いて水分を吸収。
3. 保存期間目安：2〜3日（早めに消費）。

スライス・みじん切りの冷蔵

1. 密閉容器＋キッチンペーパーでにおい・水分対策。
2. 保存期間目安：1〜2日。長期は冷凍へ切替。

応用保存：冷凍・飴色玉ねぎ・干し玉ねぎ

冷凍保存（1か月）

1. スライスやみじん切りを小分けで保存袋へ。
2. 空気を抜いて平らにし、急速冷凍。
3. 使う時は凍ったまま炒め物・スープに投入。

飴色玉ねぎを作って冷凍

1. 多めに炒めて飴色に→冷まして小分け。
2. 冷凍1か月。カレーやハンバーグが即時短。

干し玉ねぎ

1. スライスして天日干し→乾物化。
2. 密閉容器で長期保存。旨味凝縮でスープに◎。

保存期間別の使い分けレシピ

1. 常温保存玉ねぎ：オニオンスライス、和風サラダ。
2. 冷蔵保存玉ねぎ：野菜炒め、煮込み料理、味噌汁。
3. 冷凍保存玉ねぎ：カレー、ハンバーグの下ごしらえ、コンソメスープ。

よくあるQ&A

芽が出た玉ねぎは食べられる？

芽は可食ですが辛味が強め。芽や中心の変色・腐敗があれば廃棄を。迷う場合は無理しないのが安全です。

新玉ねぎのベスト保存は？

新聞紙・ペーパーで包んで野菜室。常温は短期のみ。なるべく早く消費しましょう。

冷蔵庫で臭いが移るのが心配…

密閉容器＋二重包装（ラップ→袋）が有効。チーズや果物とは離して保存を。

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まとめ：季節・状態に合わせて賢く保存

常温は涼しく乾いた環境で2〜3週間／冷蔵は野菜室で2〜3週間（丸ごと）・2〜3日（カット後）／冷凍は1か月が目安。常温・冷蔵・冷凍を使い分けて、玉ねぎを最後まで美味しく無駄なく使い切りましょう。